ヘッジファンド

『物言う株主』としてのアクティビスト型ヘッジファンドとバリュー株投資の相性

皆さん『物言う株主』英語でいうとアクティビスト型のファンドというワードを、

聞いたことはあるのではないでしょうか。

 

日本で『物言う株主』という言葉を世に知らしめたのは村上ファンドで有名な、

村上世彰氏なのではないでしょうか。

 

今回はそもそも『物言う株主』つまりアクティビストとはどのようなファンドなのか?

何故バリュー株ファンドがアクティビストとしての動きをするのかという点を、

相性の良さという観点から説明していきたいと思います。

 

『物言う株主』=アクティビスト型ヘッジファンドとは?

まず村上世彰氏が率いた村上ファンドの分類ですが、

一般的に宣伝が出来て誰でも投資できる投資信託ではありません。

 

その為、私募ファンドの部類に入るのですが、私募ファンドの中にも未公開株に投資を行う

PEファンドや不動産に投資を行う私募リートがありますが、

村上ファンドは主に上場企業を投資対象としておりヘッジファンドの括りに分類されます。

 

☞ ファンドの種類毎のおすすめランキングを紹介してみる、投資信託・ヘッジファンド・PEファンド

 

ヘッジファンドは、どのような市場環境であっても収益を獲得を目指す『絶対収益型』の、

ファンドであり得られた投資リターンのうちから一部を手数料として徴収する、

成功報酬型の報酬形態となっているという特徴があります。

 

ヘッジファンドと投資信託の違いについて徹底解説

 

ヘッジファンドも経済を大局的にとらえて投資先を柔軟に変えるマクロファンドや、

割高の株を売り、割安の株を購入することによるロングショート戦略、

(以前紹介したレラティブバリュー戦略はロングショート戦略の一形態)

機械によって相場のうねりを取るシステムトレードファンド等多岐にわたります。

 

数ある戦略の一つにアクティビスト戦略というものがあり、

企業のある一定以上の株式を保有することにより、株式価値最大化の為に、

経営に物申して、能動的(=アクティブ)に株式価値を挙げる為の提言を行います。

以下野村證券の定義を見てみましょう。

 

英語表記はActivist。株式を一定程度取得した上で、その保有株式を裏づけとして、投資先企業の経営陣に積極的に提言をおこない、企業価値の向上を目指す投資家のことをアクティビストという。
いわゆる「物言う株主」で、経営陣との対話・交渉のほか、株主提案権の行使、会社提案議案の否決に向けた委任状勧誘等をおこなうことがある。ただし、最近では株式の保有割合が低くても、投資先企業に積極的に提言をおこなうケースもみられる。

<引用:野村証券>

 

株主提案権とは株主が一定の事項を株主総会の目的(議題)とすることを請求する権利であり、

総株式の1%以上を保有していれば権利を行使することが出来ます。

 

アクティビストは企業価値向上の為に配当金の増額を請求したり、

自己株式の取得を提案したり、時にはある企業の買収を提案したりもします。

 

要はPEファンドのように買収を行い経営権を取得するまではいきませんが、

株主として経営に積極的に関与して株主価値を上昇させようという戦略を

アクティビスト戦略と言っています。

バリュー株投資戦略と欠点

それではアクティビスト戦略と相性の良いバリュー株戦略についてお伝えしていきたいと思います。

歴史的に高い成績を残しているバリュー株投資戦略

バリュー株投資もヘッジファンドの戦略の一つで、

バランスシートを精査したうえで、どう考えても割安な企業の株価を購入して、

正当な価格まで再評価される過程で大きな利益を得ることが出来るという特徴があります。

 

本格的なバリュー株投資は単純な低PER・PBR銘柄への投資ではなく、

確りと財務諸表を精査して投資判断を下します。

以下に詳しい方法については特集しておりますので、参考にしてみて下さい!

 

☞ ベンジャミン・グレアム流の本格的バリュー株投資~ネットネット株とは?~
 バリュー株投資とグロース株投資の違いを徹底解説-どちらの成績が高いのか?-

 

バリュー株投資は歴史上も有効性が確認されており、1970年以降の成績は

小型バリュー株(年率15%)>>大型バリュー株(年率10.5%)>>小型グロース株(年率8.8%)>>大型グロース(年率7.6%)

となっております。

 

小型バリュー株の高い成績

 

実際本物のバリュー株であるネットネット株が存在するのは地方証券取引所や東証二部の、

中小型株に多く存在しているのでバリュー株の有効性が確認された形の結果となっています。

バリュー株投資の欠点

バリュー株投資は基本的には既に割安なので下落耐性が強く、

上昇する時は力強く上昇し高い実績を残しているのですが一つ欠点があります。

 

異常なレベルの割安銘柄というのは先ほどもお伝えした通り、

小型株に多く存在しているのですが何故バリュー株として放置されているのかを、

考える必要があります。

 

そもそも大型株であれば野村證券や大和証券、日興証券といった証券会社が抱えるアナリストによって

分析されるので仮に以上に割安水準であれば買い推奨がだされたちまち適正水準まで上昇してしまいます。

 

しかし、日本には上場企業が5000社近くあり、特に小型銘柄に関してはアナリストも分析しきれない為、

通常では考えられない価格で放置されているお宝銘柄が存在しているのです。

 

お宝銘柄は皆さんが注目すれば価値が再注目され価格が急騰するのですが、

誰も気づかなければ万年割安株として放置され続ける結果となってしまう可能性もあるのです。

つまり市場からの脚光を浴びない限りは大きな利益を見込めないのです。

 

アクティビストファンドとバリュー株投資戦略の相性の良さ

先程申し上げた通り、バリュー株は小型株に多く存在している為、

市場からの脚光が浴びにくく万年割安株になる可能性を抱えていますが、

アクティビストヘッジファンドが株式を購入して、

積極的に経営陣に提言を行うことによって市場からの注目を集めることが出来ます。

 

アクティビストファンドが株式を大量に保有しましたというプレスリリースが出るだけで、

購入企業の市場の注目が一気に急上昇しますし、自社株買や増配が実施されれば、

今まで埋もれていた割安銘柄が本来の価値まで急上昇していくのです。

 

アクティビスト戦略はバリュー株投資戦略の欠点を補うことが出来る、

ベストマッチとも言える戦略の組み合わせとなっているのです。

アクティビスト型ヘッジファンド × バリュー株投資 まとめ

アクティビストは物言う株主として積極的に投資企業に口出しを行い、

能動的に株価を引き上げる活動を行う戦略です。

 

バリュー株は小型株に多い為、市場からの注目を浴びずらく万年割安になってしまう可能性があり、

アクティビスト戦略を組み入れることにより市場からのスポットライトを浴びせ、

適正価値まで株価を急上昇させることができる両者の組み合わせは非常に効果的となります。

 

バリュー株投資とアクティビスト戦略を用いて6年間下落することなく、

平均して手数料後投資家ベースで10%のリターンを安定しているBMキャピタルについて、

以下で詳しくまとめていますので参考にしてみて下さい!

 

☞ 評判のBMキャピタル(CAPITAL)を徹底評価ー運用成績・利回り、投資手法を暴く-

優良投資先を選ぶとはどういうことか。

投資先ランキング

短期間でハイリターンを目指す投資。断言します。そのような投資をしていては、必ず大怪我をします。

 

金融知識を養っていくとわかってくることですが、短期で安定的に利益を獲得することは、相当に難しいことであり、実際に日本のアクティブファンドはインデックス投信のリターンをアンダーパフォームしています。

 

「資産運用のプロ」といっても、実際に実績を残していないプロの方はたくさんいます。

では、自分の大切な資金を預けるべきファンドはどのように見極めれば良いのでしょうか?実際にこれは簡単なことで、

 

  • 投資の哲学を持っている(つまり勝ちパターンを持っている
  • コロナショックなどマーケットの上下に左右されない、一時的に損失を出しても最終的には報われる投資先に資金を投じている
  • 長期で見て、現実的なリターンを獲得している(勝率の高い投資は、最終的にはプラスに収束します)
  • 運営元の経歴がピカピカであること(有名ファンドマネジャーは高学歴、そして有名大手金融機関での職場経験がある人材しか存在しません。「学ぶ力」「観察力」が異次元、且つロジックで投資をします)

 

上記を軸に、ファンド選びをすることで、数年後、周囲と比べて驚くほど高いリターンを得られていることに気づくはずです。

 

筆者が信頼しているファンドも参考までにこちらで紹介していますので、読者の方のファンド選ぶの助けになればと思います。

 

日本のオルタティブ投資先(ヘッジファンドなど)おすすめランキングBEST3を紹介

 

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