投資信託

売れ筋のフィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)を徹底評価

以前高利回りのリートファンドとして新光US-REITオープン、通称ゼウス投信について分析しました。

☞ 高い分配金利回りで評判の『新光US-REITオープン(ゼウス投信)』に投資をするのは危険?下落し続ける基準価格

 

今回はゼウス投信よりも現在売れている米国リート投信である、

フィデリティ・USリート・ファンドBについて紐解いていきたいと思います。

 

フィデリティ・US・リート・ファンドBはどのような投資信託?

フィデリティ・US・リート・ファンドBはどのようなリートファンドなのか、

ファンドBということはファンドAと何が違うのかという点を含めて紐解いていきたいと思います。

アクティブ型?パッシブ型?

投資信託には市場平均に連動することを目標とするパッシブ型の投資信託と、

市場平均に対してプラスのリターンを目指すようなアクティブ型の投資信託があります。

投資信託はアクティブ型とパッシブ型のどちらが儲けることができるのか??

 

フィデリティ・USリート・ファンドBはベンチマークとするインデックスに対して、

プラスのリターン獲得を目指すアクティブ型の投資信託です。

 

ベンチマークはFTSE NAREIT Equity REITs インデックス

アクティブ型の投資信託は、どの指数に対してプラスのリターンを目指すという、

ベンチマークを基本的に設定します。

 

例えば日本株のアクティブ型の投資信託はベンチマークとしてTOPIXや日経平均を設定しますが、

フィデリティ・USリート・ファンドBは米国リートのアクティブ型の投資信託なので、

FTSE NAREIT Equity REITs  インデックスをベンチマークとして設定しています。

 

以前紹介したゼウス投信も同指数をベンチマークとしては設定していませんでしたが、

参考指数として設定しており米国リートの代表的な指数であるといえます。

 

以下は全米不動産投資信託協会(NAREIT)による同指数の説明です。

The FTSE Nareit All Equity REITs Index is a free-float adjusted, market capitalization-weighted index of U.S. equity REITs. Constituents of the index include all tax-qualified REITs with more than 50 percent of total assets in qualifying real estate assets other than mortgages secured by real property.

<引用:NAREIT>

全米の50%以上のリートを時価総額加重平均したものです。

 

フィデリティ・US・リート・ファンドBは何故Bなのか?

今まで何故ファンドBなのか気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

フィデリティ・US・リート・ファンドBは為替ヘッジ無しで、

フィデリティ・US・リート・ファンドAは為替ヘッジ有という違いかあります。

 

当然米国のリートなので負う為替リスクは米ドル/円となりますが、

日本円だけ保有している方が今後の財政破綻リスクなどを加味すると怖いので、

寧ろ良い意味で通貨分散がはかれているとみることが出来るでしょう。

 

フィデリティ・US・リート・ファンドBの運用成績

それでは肝心のフィデリティ・US・リート・ファンドBの運用成績について見ていきましょう。

フィデリティ・US・リート・ファンドBの成績 vs ベンチマーク

まず先ほど説明したFTSE NAREIT Equity REITs  インデックスとの比較なのですが、

過去6カ月間は指数に対してオーバーパフォームしておりますが、

1年以上の期間でみるとベンチマークを下回る成績になっていますが、

前回分析したゼウス投信よりはましな成績になっています。

 

 

<引用:11月最新レポート>

 

また分配金の水準なのですが、現在の基準価格が3,600円に対して、

月間35円つまり年間420円、年率に直すと11.6%となります。

 

米国のリートから得られる分配金が平均して4%程度であることを考えると、

フィデリティ・US・リート・ファンドBは分配金を出しすぎであるといえます。

 

フィデリティ・US・リート・ファンドB

 

 

過剰な分配金は経済合理性はない

また先ほどの最新月報で表示されているリターンは税引前分配金を、

再投資した場合の成績となります。

 

しかし、実際は分配金をだした時点で20.315%の税金が発生します。

3万円の分配金が発生した時点で、税金をとられ手取は23,905円んとなるので、

実際再投資を行った場合は上記よりも低い数値になります。

 

元本を取り崩して分配金を出している場合、投資家にとってもマイナスとなります。

例えば100万円を預け入れたとして、運用成績が0%だったとします。

すると元本は100万円 ⇒⇒ 100万円と不変なのですが、

ここから10万円の分配金を出した場合、税金を約2万円納めなければいけません。

 

すると結果的に100万円して98万円の資産に減少してしまうのです。

 

フィデリティ・US・リート・ファンドBのまとめ

フィデリティ・US・リート・ファンドBはフィデリティが運用する、

アクティブ型の米国リートファンドです、

 

成績はベンチマークのFTSE NAREIT Equity REITs インデックスに、

直近は上回っているが1年以上のスパンでみるとアンダーパフォームしている。

また実態は税引前配当金を再投資することは出来ない為、

成績は発表している成績よりも低くなる。

 

実績以上の分配金を出していることで、元本を取り崩して分配金をだしてしまっており、

投資家のとって再投資益を得られないばかりか、納めなくても良い税金を納めさせる結果となっております。

見かけ上の配当利回りを良く見せることにこだわった結果、

投資家にとっては不利益な結果を招いている。

 

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優良投資先を選ぶとはどういうことか。

投資先ランキング

短期間でハイリターンを目指す投資。断言します。そのような投資をしていては、必ず大怪我をします。

 

金融知識を養っていくとわかってくることですが、短期で安定的に利益を獲得することは、相当に難しいことであり、実際に日本のアクティブファンドはインデックス投信のリターンをアンダーパフォームしています。

 

「資産運用のプロ」といっても、実際に実績を残していないプロの方はたくさんいます。

では、自分の大切な資金を預けるべきファンドはどのように見極めれば良いのでしょうか?実際にこれは簡単なことで、

 

  • 投資の哲学を持っている(つまり勝ちパターンを持っている
  • コロナショックなどマーケットの上下に左右されない、一時的に損失を出しても最終的には報われる投資先に資金を投じている
  • 長期で見て、現実的なリターンを獲得している(勝率の高い投資は、最終的にはプラスに収束します)
  • 運営元の経歴がピカピカであること(有名ファンドマネジャーは高学歴、そして有名大手金融機関での職場経験がある人材しか存在しません。「学ぶ力」「観察力」が異次元、且つロジックで投資をします)

 

上記を軸に、ファンド選びをすることで、数年後、周囲と比べて驚くほど高いリターンを得られていることに気づくはずです。

 

筆者が信頼しているファンドも参考までにこちらで紹介していますので、読者の方のファンド選ぶの助けになればと思います。

 

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